【原産地呼称】PDOトカイ
【ぶどう品種】フルミント90％　ハールシュレヴェリュー10％
【ワイン】遅摘みの完熟ブドウ、貴腐ブドウも一部混ぜてフロール（産膜酵母）下でじっくり熟成させています。ドライアプリコット、洋梨やタバコ、ナッツの香り。ドライアプリコット、リンゴ、洋梨とオレンジピール、胡桃、ヘーゼルナッツの苦味がこのワインを複雑にしています。ゆっくりと産膜酵母下で酸化し、やや辛口に仕上げたサモロドニ・ドライは酸化によるシェリーフィノのような味わいが感じられます。

　やや辛口　ミディアムボディ
　適温：8～12℃
　容量：500㎖
　アルコール度数：14.5度
　残糖度：1.6g/ℓ
　酸度：6.7ｇ/ℓ

【合わせるお料理】スパイスを使った前菜、エスニック料理、チーズケーキ、ミルクチョコレート、フルーツのコンポート
【土壌】Tolcsva Kincsem: 石灰岩の上に赤色土壌
【樹齢】
【栽培・収穫】手摘み2020年10月～11月に遅積みの完熟ブドウ、貴腐ブドウも一部含むブドウを房ごと収穫
【醸造】厳選培養酵母　フロール（産膜酵母）下でじっくりと発酵
【瓶詰】2021年10月
【ヴィンテージ】平均的：穏やかな冬から暖かく乾燥した春になり、早く芽ぶきました。5月になると短期間の雨と強風、雹がありましたが、あっという間に水分は蒸発しました。早く夏が到来しましたが、雨は降らず、温度もあまり上がりませんでした。
7月になると激しい雨が降り、暖かだったため、病気が発生しました。8月は更に湿気が多かったため、収穫量が大きく減少しました。10月に、ようやく貴腐化に最適な気候になり、収穫をしましたが、通常の収穫量より少なかったものの貴腐ブドウを収穫することができました。

【サモロドニ・ドライ】
サモロドニの辛口ワイン。知る人ぞ知るワインですが、このワインを醸造するワイナリーは少なくなってきました。今後廃止になってしまう危機に瀕しているワインです。完熟のブドウで房には一部貴腐化しているブドウもあり、この遅摘みブドウを収穫してセラー内の温度の上昇によりできた酵母の膜の下でゆっくり熟成させます。産膜酵母はワインをフレッシュに保つと同時に酸化による独特の風味を発達させます。タバコ、ナッツやドライアプリコットの味わいが出てきます。

【シムコー・ワイナリー】～ 家族経営のワイナリー ～
ワイナリーのオーナー兼醸造家シムコー・サンドール氏は1983年からワイン醸造に携わっています。最初はハンガリーの国営ワイナリーで、共産主義時代が終わるとフランスのワイナリーで働いていました。彼の家族はトカイ地方で何世代にも渡ってワイン醸造をしていました。共産主義が終焉を迎えると、シムコー家は小さな畑を買い戻し家族でワイナリーを設立しました。シムコー・ワイナリーのテースティングルームと貯蔵用セラーは400年以上も昔のものになります。

【ワイン栓】コルク
【瓶詰場所】ワイナリーにて瓶詰
【輸入】リーファーコンテナ使用
【保管】定温倉庫　温度：15℃湿度：70％

配送：常温
ギフト対応：可